日記緑ログ

2007/05/19 ~ 2007/05/20

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つないでイーサ

[Create: 2007/05/19 22:36] [LastUpdate: 2007/05/20 00:03]

つないでイーサはウィルコムのW-SIMを使った製品です。

TypeIIのPCカード型のAirH"を差し込んでイーサネットに変換する製品は今までもありましたが、今度はW-SIMでやってしまえます。しかもそれらの製品はSlipperは製造は終了していますし、Roosterも高価な製品しかありません。

実際のところこのような製品は便利だと思います。多数派の人には想像できないかもしれませんが、高速な固定回線網を使用せずに無線回線網をメインに使っている人は多いのです。理由は説明するのも面倒ですが。

と もあれ、移動しまくりの人はAirH"の通信カードをノートPCにさして使うことが多くなるとは思います。そこまで移動しまくらないが、月単位でしか固定 的に住めない人もなぜか結構いるのですね。そういう人にはこういった製品が便利なわけです。ノートPCでもつなげるし、デスクトップでもOKですから。

EMOBILE では高速な通信が可能になってきていますが、全国的な展開はまだ先になりそうです。ドコモもPHSサービスを切り上げ、今後はFOMAに引き継ぐようで す。ただし、高速化は見送りなようで、ウィルコムはもう少しは安泰かと思いますが、他の各社もこのウィルコムの独壇場に目を向けていないわけも無く、いず れ携帯各社でもPCにつないでのデータ通信定額が始まるでしょう。そのときが楽しみでもありますね。

話は飛びますが、Skypeの通話をPCいらずでできる無線LAN搭載の端末が発売されているようですね。いずれ出てくると思っていたものです。

IP携帯電話が出て久しいので、PC型のボイスチャットでデファクトが出てくればいずれと思っていました。W-SIMではちょっと速度的に不足かもしれませんのでそれは固定回線が必要かもしれません。あるいはホットスポットのようなものがもっと広い地域であれば。

FONも普及が進むとこのようなものでどこでも無料通話になるか。と思うと絶対に出力が足りないのですが。

FON も面白いのですがもう一歩進んで、ユーザのルータ同士が直接つながるともっと楽しくなりそうです(端末同士のアドホックモードでの通信ではなく、アクセス ポイント同士の通信。おそらくそれはLANではなくWANに属することになると思うが)。これは有線では隣の人とつなぐのがためらわれましたが無線なら、 まあ主に都会で人口が密な部分でしか無理でしょうが、そこではグローバルとローカルの垣根が無くなっていきそうですね。グローバルな口は絶対に必要でしょ うが、隣の隣の隣の隣とたどると知り合いの家に直接つながるローカルなネットワークの完成です。グローバルネットワークを利用するのと比べて利便性があが るかは微妙ですが、帯域が開いているところから勝手に拾ってくるような使い方も可能になるかもしれません。まあIPv6時代になるとなるかもしれません ね。無理だろうけど。

ちといろいろと書きたいことがあるけどここはつないでイーサが主役です。肝心の主役ですが、ルータではないのでLANを組んで複数端末をぶら下げる時には注意が必要です。別にルータを用意しましょう。

また回線速度ですが、制限が厳しい状態です。さらには設定等はありません。

W-SIM自体が今現在最高でx4のW-OAMですから、408kbps(下り)です。上りはそれの半分ほどになります。

せ めてType-G対応のW-SIMがでて、それを十全に発揮できるこういった製品が出てきてほしいところですね。できればx8もほしいところですが、W- SIMでは難しいかもしれません。CFサイズですらそんな端末が出ていないことから考えてもアンテナをぎゅうぎゅうにつめることになり、干渉がひどくなる ことが容易にわかります。

いずれPHSも通信方式が劇的に変化するでしょう(携帯電話がTDMAからCDMAに変わったように)。そのときにはW-SIMのようなものがあるかわかりませんが、1回線でももっと高速になるでしょうね。電池もちが悪くなったりすることと引き換えになるわけですが。

も ともとがQPSKだかで32kbpsを出すための帯域で電波を区切ってるわけで、16QAMにしても限界はある。電波のような信号は特に乱れやすいので限 界はそう遠くないわけだ。でも8XのType-Gで理論値800kbpsはやはり早い。ADSL1Mのようなものと同等程度の速度が確保できることになる わけだ。まあコストパフォーマンスは全然違うわけで、同じレベルでは語れないがちょっとした動画も閲覧できる速度である(安定していれば。もっともマイク ロセル方式のPHSは携帯電話より圧倒的に安定しているのだが)。

システムエンジニアリングとネットワークの現実

[Create: 2007/05/20 10:23] [LastUpdate: 2007/05/20 11:00]

詳しくは書かないのだが、とある大企業といっていい企業のグループの実態を少々垣間見たのでお知らせしてみたい。

本体ではないので状況は特殊だと思うがなかなか面白い状態であった。

ま ず建物等の設備であるが、流石といったところだろうか。無接触型ICカードによる入出管理を徹底している。社員食堂においてもICチップが食器につけられ ており(ちなみに食器はメラミンである)、それを読み取り機にお盆ごとおくことにより、会計を行う。支払いは社員証、またはプリペイド式の磁気カードに よって行う。社員証の場合は給料差っ引きとなり、プリペイド式の場合は、磁気カードに繰り返し入金して使用する。

社員証は食堂だけではなく、社内の売店(というかコンビニ)でも使用できる。

社 員証は磁気型とIC型があって(入場時に磁気型は面倒だが)、無接触IC型は例によってぴたりとタッチするだけで会計が済ませられるが、磁気型はスライド させることによって会計を行うので一瞬手間が増える。というかケースに入れて首からぶら下げているので抜き出す手間もかかるので出す、通す、入れるの3ス テップを踏まなければならないのでIC型の触れる一つから比べると少々面倒なようだ。どうでもいい程度の差ではあるが。

こういった管理は結構あちこちに普及してきていて、無駄な先進性を見せているとしか思えない。しかもこれでどのぐらい効率が上がっているかも今ひとつ見えないのだが。

ところが社員証を持っている人が多いかというとそうでもない。かなりの人数が協力会社から応援に来ているのだ。そういう人は一応の社員証は持っているが、給料差っ引きという手段を使えるわけも無い。

そして、先進的と思われる会社の設備でその人たちは異彩を放っているのだ。

ま ずはネットワーク環境であるが、会社本体のネットワークにはあまり参加させてもらえない状況にある。LANをごりごり構築し、無線LAN設備もあるオフィ スで、彼らはPHSの通信カードで通信を行っている。天下のドコモのPHS P-inを使った@FreeDというサービスが定額で使用できて、それを使っていたりする人たちがいる。まあそろそろPHSでは終了なわけだが、これがど うがんばっても64kしか出ないわけだ。しかもこれは来年初頭まででサービスを終了してしまう。その後はFOMAで定額サービスを行うとしているが、せっ かくのFOMAだがやはり通信速度は64kである。

一方ウィルコムのAirEdgeを使用している人たちは少々幸せである。4xや8xといった サービスがあるからだ(月額が高いが)。しかも今はW-OAMもあるし、新しくW-OAM typeGも出てきた。これらはまだエリアが狭いので恩恵にあずかれない場合も多くあるが、W-OAMでは従来の1.6倍、typeGではさらに倍(にな る予定)にもなる。

(ちょっと書いておくと、PHSの従来の変調方式はQPSKだったがW-OAMでは8PSK、typeGでは最大で64QAM にもなる。ちなみにPSKは位相変調、QAMは直交振幅変調(位相変調と振幅変調を組み合わせたもの)だが、QPSKでは1回に2ビットの情報伝送、 8PSKでは3ビット、64では6ビットの伝送ができる。)

会社にずっといてその場ですべての作業が終了するならいいのだが、どうしても外出が多くなる彼らには実は固定回線よりも移動回線が必須である。

さらに豆知識だがドコモの@FreeDは回線交換なので電波状況が悪化すると一発で切れる。

AirEdge の8xでW-OAM typeGでMAX速度がどこでも出れば512k、あるいは光IP化すれば800kbpsもの速度が出るわけだが、地方に行けばそうも行かない。同様の理 由でe-mobileもまだ使えない。さらにはフリースポットなど、どこで使えるかも分からない。まだまだ32kbpsや64kbpsの通信は現役バリバ リなのである。

さて、ここまで書いて何を言いたいのかというとメールのサイズなのだ。メール(POP3)はリジュームできない。 AirEdgeでは一瞬電波状況が悪化しても回復すればそのまま通信ができるが、これも移動中のような場合では難しい。そこで会話で出てくるボーダーライ ンが500kByteやいっても1Mbyteといった数字だ。それ以上は分割してほしいというのである。

分割することには送信や受信を成功させや すくする意味があるわけで、かなり重要なポイントになっている。以前は送受信サイズの制限、メールボックスの制限ということで同じように言われていたわけ だが今でもそれ以前の話で苦しんでいるという情けないことをそんな場所でもやっているのである。

我々としての望みは移動端末かつ月額固定でもメガクラスの通信速度が全国で使用できることである。もう少し時間がかかりそうだが。

e-mobileはエリアが狭い、携帯電話各社は固定額でもなければ、まだメガでもない。ウィルコムはあと少しでメガに届くが全国どこでも同一速度というわけではない。

メガとは言わなくても300kbps程度が安定して出ればそこそこの快適性はあるのだが。あ、UPもそのぐらい無いとだめですけどね。